インターネットのおかげで、英会話を学ぶ環境は随分と整っているように思います。私が若いころには、インターネットなんて今ほど普及しておらず、英語を学ぶ際には参考書や辞書を買ってきて、それをひたすら解いていくというものでした。が、これでは「使える英語」をマスターすることはできません。なんというか「机上の英語」なんですよね。確かに文法や単語力は培われることでしょう。しかし、英会話における最も肝心な部分、アクセントやリズムが全く培われないのです。インターネットが普及した今では、世界中の方々とオンラインでやり取りができますし、たとえできなくとも、海外の動画サイトなどを訪れれば膨大な量の動画を現地の言葉そのもので視聴することができます。そこでは映画やテレビ番組で見る英語とは違い、日常で使われている英語に触れることができ、ものすごくいい勉強になります。これを見ていると、私たちが学校で習ってきた英語というのは、非常に堅苦しい表現のものばかりで、実際はもっとフランクな英語が使われている事をまざまざと実感することでしょう。というわけで、学校で英語を教える際の教材として、インターネットの活用を強く提案したいですね。
